個別モデル構築支援 活用例

自社特有のポートフォリオにおける個別モデルを構築することによって信用リスク評価の精緻化が進み、審査・営業・経理・経営等あらゆる部門での活用が可能となります。具体的には社内格付が精緻化され、以下のことが実現可能となります。

【営業】取引先(新規・既存先・優良先・要注意先)対応の判断ツールとなる
  • 共通言語として与信判断に論理性と一貫性ができる(恣意性の排除)
【審査】審査の有力な補助ツールとなる
  • 何が寄与して、そのリスク度合いになったかが分かる
  • 共通言語として分析に一貫性ができる(恣意性の排除)
【営業・審査】与信(営業債権・リース債権等)の枠管理が設定可能となる
  • 信用リスクに見合った与信枠が設定できる
【経営】貴社ポートフォリオの現状を把握しあるべき方向性を検討できる
  • 社内格付という共通言語で定量的な議論ができる
  • どの格付が多く、どこで収益をあげて行くかなどの戦略が策定できる
  • ポートフォリオの変化を察知して対策(リスク管理)が取れるようになる
【営業】リスク(信用コスト)考慮後の収益(=本来の収益)を捉えることが出来る
  • 社内格付とそのPDから信用コストが計算できる
  • 新しく、より合理的な収益指標(RAROA)などで管理できる
【経理】引当金の予想ができる(チェックができる)
  • より論理的で正確な引当金の算定(予想)ができる
  • EL(引当金)=PD*LGD*EAD
    (EL:予想損失、PD:倒産確率、LGD:(1-回収率)、EAD:デフォルト時エクスポージャー)
  • IFRS対応の準備(営業債権等の引当金算定のためのインフラ)に利用できる